右下腹部の痛みは「虫垂炎(盲腸)」かもしれません ~早めの受診が重症化を防ぎます~|内科トータルケア こんどうクリニック|阪急千里山駅徒歩1分

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右下腹部の痛みは「虫垂炎(盲腸)」かもしれません ~早めの受診が重症化を防ぎます~

右下腹部の痛みは「虫垂炎(盲腸)」かもしれません ~早めの受診が重症化を防ぎます~|内科トータルケア こんどうクリニック|阪急千里山駅徒歩1分

2026年7月22日

「お腹が痛いけれど、胃腸炎だろうと思って様子を見ていた。」
「最初はみぞおちが痛かったのに、だんだん右下腹部が痛くなってきた。」
このような症状がある場合、「虫垂炎(ちゅうすいえん)」の可能性があります。

虫垂炎は一般的に「盲腸」と呼ばれることが多い病気ですが、正式には大腸の始まりにある「虫垂」という細い袋状の臓器に炎症が起こる病気です。

早期であれば抗菌薬で改善することもありますが、受診が遅れると虫垂が破裂(穿孔)し、腹膜炎や腹腔内膿瘍など命に関わる状態へ進行することもあります。

腹痛は原因となる病気が非常に多いため、「様子を見ても大丈夫な腹痛」と「早急な診察が必要な腹痛」を見極めることが重要です。

虫垂炎とは?

虫垂は大腸の入口(盲腸)から伸びる長さ5~10cmほどの細い管です。

虫垂の出口が便(糞石)やリンパ組織の腫れなどによって塞がると、内部で細菌が増殖し炎症が起こります。

日本では年間10万人以上が虫垂炎を発症するとされ、小児から高齢者まで幅広い年代でみられる病気です。

虫垂炎の症状

典型的な虫垂炎では次のような経過をたどります。

初期症状

・みぞおちやおへその周囲が痛い
・食欲がない
・吐き気
・軽い発熱
・なんとなく気分が悪い

この段階では胃腸炎と区別が難しいことも少なくありません。

症状が進むと…

炎症が進行すると痛みは右下腹部へ移動します。

次のような症状がみられる場合は虫垂炎を強く疑います。

・右下腹部の強い痛み
・歩くと響く痛み
・押して離すと強く痛む
・38℃前後の発熱
・食欲がほとんどない
・吐き気や嘔吐

特に「痛みが右下腹部へ移動する」という経過は虫垂炎の特徴の一つです。

虫垂炎と間違えやすい病気

右下腹部痛の原因は虫垂炎だけではありません。

例えば、

・感染性胃腸炎
・尿路結石
・憩室炎
・大腸炎
・便秘
・腸閉塞
・女性では卵巣の病気や子宮外妊娠
・男性では精巣の病気

など、緊急性の高い病気も含まれます。

そのため、「右下腹部が痛い=虫垂炎」と決めつけることはできず、適切な診察と検査が必要になります。

虫垂炎はどのように診断するの?

虫垂炎は問診だけでは診断できません。

診察では、

・痛みの場所
・押した時の痛み
・痛みの移動
・発熱の有無

などを確認します。

さらに必要に応じて血液検査を行い、

・白血球
・CRP(炎症反応)

などを調べます。

しかし、発症初期では血液検査が正常なこともあるため、画像検査が重要になります。

CT検査が診断の決め手になることも

現在では腹部CT検査が虫垂炎診断に非常に有用です。

CTでは

・虫垂の腫れ
・周囲の炎症
・糞石
・膿瘍
・穿孔の有無

などを詳しく確認できます。

また、虫垂炎ではなかった場合でも、尿路結石や憩室炎など別の病気を見つけられることがあります。

腹痛の原因を早期に特定することは、適切な治療につながる大切な第一歩です。

虫垂炎の治療

以前は虫垂炎と診断されるとすぐに手術という考え方が一般的でした。

しかし現在では炎症の程度によって治療法を選択します。

軽症の場合

・抗菌薬による治療
・点滴
・安静

で改善することがあります。

重症の場合

以下のような場合は手術が必要になります。

・虫垂が破裂している
・腹膜炎を起こしている
・膿瘍を形成している
・抗菌薬で改善しない

現在では腹腔鏡手術が多く行われ、体への負担も以前より少なくなっています。

放置するとどうなる?

虫垂炎を放置すると炎症が進み、虫垂が破裂することがあります。

破裂すると、

・腹膜炎
・腹腔内膿瘍
・敗血症

など重篤な状態になることもあります。

「昨日より痛みが強くなっている」
「歩けないほど痛い」
「熱も出てきた」

という場合は早急な受診が必要です。

当院でできること

腹痛は原因が多岐にわたり、適切な診断には問診・診察だけでなく、必要に応じた検査が重要です。

当院では腹痛に対して丁寧な診察を行い、血液検査や画像検査を組み合わせながら原因を総合的に評価します。

腹部CT検査が必要と判断した場合には院内で迅速に対応し、虫垂炎をはじめとするさまざまな腹部疾患の診断に役立てています。

また、虫垂炎が強く疑われ手術や入院が必要と判断した際には、地域の高度医療機関と連携し、速やかに紹介いたします。

「ただの胃腸炎だと思っていたら虫垂炎だった」というケースは決して珍しくありません。

腹痛の原因を早めに明らかにすることが、重症化を防ぐことにつながります。

このような症状があれば早めにご相談ください

次のような症状がある場合は、自己判断せず早めの受診をおすすめします。

まとめ

虫垂炎は比較的よくみられる病気ですが、早期に診断・治療を行えば重症化を防ぐことができます。

一方で、放置すると腹膜炎や敗血症など命に関わる合併症につながることもあります。

腹痛は原因が一つではありません。「胃腸炎だろう」「そのうち治るだろう」と自己判断せず、痛みが続く場合や右下腹部の痛み、発熱、食欲低下などを伴う場合は、お早めにご相談ください。

当院では、患者さん一人ひとりの症状を丁寧に診察し、必要に応じて血液検査やCT検査を行いながら原因を総合的に判断しています。適切な診断と迅速な対応を心がけ、必要時には専門医療機関とも密に連携し、安心して治療を受けていただける体制を整えています。

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